おてがみぼっくす

モラトリアムの終結

昭和33年に

私と友人はタクシーの後部座席に乗り、広く真っ直ぐな道を進んでいた。

「じゃあ、私は用事があるからここで」

ある地点で友人が私に言った。
するとタクシーは停車し、友人は降車した。
その後、タクシーは発進し、そのまま直進を続けた。

やや時間が経ち、私も降りようと思った。

「ここまでで大丈夫です」

タクシーの運転手に声をかけるが、返事がない。

「あの、降ろしてください」

「もういいです」

「降ろしてください」

どれだけ声を大きくしても運転手はタクシーを止めようとしない。

「降ろしてください!!!」

最後は運転手の耳元で絶叫した。

運転手はようやくこちらを向き、にっこりとほほ笑んだ。
白髪混ざりの老人だった。
老人は穏やかな口調で私に言った。

「私は、昭和33年に死んでいるんだよ」

おわり


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以上、昨日の夢でした。
このタクシーの運転手、12年ほど前に見た夢に登場した人物と同じではないかと推測しています。
もし前回と今回の夢の運転手が同一人物であれば、恐らく私の死期は近いです。
実家に保管しているUSBに以前見た夢の内容を記録しているので近いうちに公開したいと思います。

あまり言いたくないのですが、これまで人の死の予知夢を見たことが2度あります。そして2度、人が死んでいます。
その時には必ず祖母が出てきて、そのうち1回は死に方まで一致していました。

私が死ぬ前には亡くなった祖母か祖父が死期を知らせてくれるものだと思っていました。
しかし、この夢が死を予知しているものだとすれば私は見ず知らずの他人に連れていかれることになります。

流石に耳の遠い知らないおじいさんに連れていかれるのは嫌なので、祖母に連絡を取り昭和33年に亡くなった身内がいないか確認しているところです。

いや、夢が途中で終わってるから死なない可能性もあるぞ…。