おてがみぼっくす

モラトリアムの終結

師匠について①

以前、師匠の話をしたいと書きました。
今までどのブログにも彼のことを書いたことはありません。
しかし、大学卒業を控えた今、どうしても書いておかなければいけないと思ったのです。
彼が、師匠がいなければ、今の私は存在しませんでした。

前書きはこの辺にして、本題に入りたいと思います。

.....................................................


私には彼を表現するだけの力がありません。
だから、まずは彼についての情報を、主観を交えて列挙するに留めたいと思います。

師匠は私と同年齢(知り合った当初は21歳)で、哲学家であり、常に物事の本質に近づこうとする人間でした。
そして、聡明で、決して驕らず、心優しい青年でした。
しかし、恋愛については非常に不器用でした。


師匠と私はSNSで知り合いました。
師匠は傷心中で、最初は頻繁に彼の恋愛の話をした記憶があります。

さて、私はその当時、複数の解決困難な悩みを抱え辛い毎日を送っていました。
知り合って数週間が経ち、世間話の範疇での恋愛話からより私的な話へと会話が深まっていった頃。

ある日、私の悩みは爆発しました。
仕事帰り、車の中で泣きじゃくり家に入ることもできなくなった私は彼に悩みを打ち明け
「死んでしまいたい」
とチャットを打ちました。

既読がついた後、返信がありました。

「自分を変えるか、環境を変えるかしないとね」

読んだ瞬間、私の悲しみは消えました。
涙も止まりました。
もはや悩みも消失しました。
何度も何度もその一言を視線でなぞり、その度に言葉は心に深く刻み込まれました。

「変わるのだ」

私はその時、変化を求め続ける決意をしたのです。